部屋の秩序

現在、居候をさせてもらっている身である。完全に好意でさせて頂いているので、特に金銭のやり取りというのは発生していない。ただ、一方的に恩恵を享受するのは気が引けるので、何が自分には出来るのかを考えた時に思い付いたのが掃除をする事であった。幸…

所謂、自己管理

銭湯はいい。先日、久しぶりに銭湯へ行ってきた。駅から少し離れた静かな住宅街の一角にポツンと居を構えていて、良い具合に不愛想なおばちゃんが番台をなさっている昔ながらのそれだ。勿論、瓶詰されたコーラや牛乳がこれでもかと自己主張するように収納さ…

ネット中毒とスマホ解約

▼2014年2月ネット中毒だ。ネットで行われる他人の振舞や言動が気になって仕方がない状態になってしまったら、そこから離れられなくなってネットに割く時間も増える。何となくテレビをつけてはみるが、観終った後に何も残らない事が嫌でテレビを持たない生活…

【野口整体記7】三種

同居人は三種の傾向が強いのではないかと想像している。「食べる事が大好き。」お菓子が大好きであり、休日などはテレビを観たりしながら欠かさずに食べている。「朗らかな雰囲気を持っている。」場にいると周りはやわらぐ緊張感とは程遠い存在。「体型とし…

【咀嚼】『マトリックス・リローデッド』ウォシャウスキー兄弟

ザイオンに機械達が攻め込んでくるのに対して、ネオとスミスが最終決着をつける事で、ザイオンを救う。マトリックス完結編。現実世界にあてはめながらみていた。そうするとわかりやすい気がする。世界の中で鳥取県だけが、人間が住む世界になっていて、他の…

【咀嚼】『ゴッドファーザーpart1』コッポラ

米マフィアのお話し。ファミリーとファミリーの対立の中、中心人物であるドンコルレオーネが死んでしまって規範が崩れてしまう。その混乱の中、跡を継いだ息子のマイケルが裏切った奴等を復讐していく。仕事の中で感情をどのように位置付けるのか。仕事に過…

【咀嚼】『愛のむきだし』園子温

主人公はユウ。満島ひかり紛するヨウコに惚れる。宗教団体であるゼロ宗教のコイケが色んな作戦をたてて、ヨウコを団体に取り込んでしまって、それをユウがどうにかこうにか取り戻すという流れ。人生を語るには些か早すぎるが、逃れられないものが存在する。…

【咀嚼】『花とアリス』岩井俊二

記憶というのは自分というものを認識する上でより自分というものを確かにさせたりする一方、 逆に自分というものからは逃げる事は出来なくさせてしまう。 花にとっての記憶。先輩に恋をしてしまった自分。 でも、そんな恋をしてしまった自分を否定するように…

【野口整体記6】変わりたくない、変えられない、変わってほしい

父親は脚に不自由がある。高齢にはなったが、脚をわずかに引きづりながらまだ現役で力仕事をしている。(引きずるといっても端から見たら、多少痛みがあるのだなそうか、という程度ではある。)事の発端は、ある日突然、片脚のふくら脛辺りに痺れが出た事によ…

【野口整体記5】気合

参加するかどうか迷っていた。まだまだ呼吸法に関しては学び始めたばかりであるし、学んだものを消化しきれていない時に新しいものを学び始めると消化不良になってしまうのがこわかったのがまずある。あとは、何かを身につけていくという事は自分自身が試行…

【野口整体記4】型と正解

高校時代、英語が苦手な科目から好きな科目になった経験がある。学校曰く、英語に力を入れているようだったので、毎週月曜の朝には短文の暗記テストがあったり、定期的に単語のテストがあったりと、何かと熱心な学校であった。赤点をとったりすると、再テス…

【野口整体記3】力点は一つ

力点は一つ。身体を後ろに反るにしても、声を出すにしても、立ったりしゃがんだりの動作一つをとってみても、その人の力点は一点にある、逆に言えば一点さえ見極める事が出来ればよい。その見極めが出来れば越した事はないのだがそれが難しい、見極め自体は…

議会選挙投票所の非常用電気取り付け工事

電気の取り付け工事。地元は丁度選挙の時期で、投票所での電気取り付けを依頼されたらしい。投票所は町の体育館。体育館に行ってみると、投票日間近とあってか投票箱などの物品がすでに準備されている。この体育館に、屋台のテントなどにぶら下がっているの…

掃除

「素材や造りが良いから今でもこうして履く事が出来る。本当に良い物は何年たっても使い続けられる。こういう服を私は作りたい。」と、母親から譲り受けた黒地で重厚感のあるスカートを履きながら、静かながらも熱く語っていた子。通っていた大学をやめて今…

【野口整体記2】技術の位置付け

現在、先生の間近で技術を見られる立場にあり。説明を行ってくださった上で技術を披露をもらえ、実際に自らも真似をしてやってみる、という繰り返しで成立している。かといって、先生が見本としてやった事をすぐに出来るかといったらそれが出来ない。技術と…

【野口整体記1】身体の反応

身体の様々な箇所で様々な反応が起こるようになってきている。一昨日の朝、左手小指の痛みで目を覚ました。起きてからしばらく様子を観察してみても、痛みがおさまる気配がない。パソコンでキータッチをする時であったり、何かものを持つ時であったり、左手…

【咀嚼】『フード・インク』ロバート・ケナー

映像を見てから、牛丼屋に足を運んだ。あえて行ってみる事にした。それは、今後絶対に肉は食べたくない、っていうような感情はあの映像を観終わった後には湧いてこなくて、今後肉とどう付き合っていけばいいのかを考えるために、実際に「自分がいつも食べて…

【咀嚼】『弱虫ペダル』渡辺航

総北高校1年生の小野寺坂道は無類のオタク。オタクの聖地である秋葉原に毎週通うのが彼にとっての最大の楽しみ。 自転車で秋葉原に行けば、電車賃を節約出来るからといって 自転車で往復90キロをかけて中学生時代から秋葉原に通う事に。 そんな彼も高校入学…

【咀嚼】『熟議で日本の教育を変える』鈴木寛

熟議そのものの意義や内容についてだけでなく今後の教育政策の方向性なども示されている。 熟議の対象は常に念頭に。熟議に本当に参加してほしい生徒、保護者、地域住民は参加出来ているのか。 「現場の声」の重要性を主張するのであれば「現場の人間」を熟…

【咀嚼】『ショーシャンクの空に』フランク・ダラボン

「必死に生きるか、必死に死ぬか」 このフレーズが映画の中でよく出てくる。 「必死に死ぬ」という言葉に終始違和感を感じていた。 なぜなら、「必死に」という言葉には主体性が宿っていて、反対に 「死ぬ」という言葉には主体性が宿っていないと考えていた…