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【野口整体記18】足指の使い方、基礎としての合掌

・上肢
第四だけに注力。相手の虚をつくる事、全体性をもった視線を保つ事、を意識する。ただ、やはり指摘が入るのは、呼吸を詰めてしまう事に対して。合掌をしている意識を持ちながらやるように、とアドバイスを頂く。合掌をしている時としていない時とで自身の呼吸にどういう変化があるのか、という事を確認してみると、深さが違う。気持ちの問題だけに終わらせたくはないので身体を観察してみると、顕著に変化があるのは自分の場合は首。合掌の姿勢になると首がすっと伸びる感じになる、またそれに伴い圧迫されていたお腹も伸びる。自分自身の首およびお腹をつぶしてしまう事によって呼吸を詰めてしまっているのが現状だが、合掌の姿勢で伸ばす事により呼吸が深くなっているのでは、という仮説が立てれた。
あと、面白かったのは力の加え方。作用点となっている手の動かし方によってポイントの捉え方が全然違う。捻じる事によって第六のポイントを浮かび上がらせる技術として共通。

・上頸、中頸、下頸
頸椎系の型は自分の身体全体を使って手は補助としてみなす事が出来るか。足指の使い方に関しては呼吸と絡めると自分の場合はわかりやすかった。先生は跨ぎの際のしゃがみやすさを例として足指の使い方を教えてくださったが、蹲踞をした時に親指に力が入れるか小指に力を入れるでも全然違った。今、普通に腰かけている時でも、小指に力を入れるよりも親指に力を入れた時の方がお腹に圧迫感があって呼吸がしづらくなる。自分の場合は、一足立ちひとつをとってみても、往々にして親指に力を入れてしまいがちなので、ここも変えられると呼吸に変化が出てきそうだ。

・腰部活点

・脹脛、足首

2015年9月の記録

・再放送されている「渡る世間は鬼ばかり」を欠かさず見ている。日々の楽しみの一つの様だ。10時~、17時~、19時30分~、と1日に3回分も一気にやっているのだが欠かさない。自分がチャンネルを変えると、チャンネルを戻してくれとせがんでくる。話のあらすじや登場人物の事を尋ねてみると、わかりやすく解説をしてくれる。何回もみているからなのか、好きだからなのか、記憶がはっきりと定着している様子。

算盤が出てきたので渡してみるとパチパチと弾いている。話を聞いてみると、算盤一級を持っているらしい。適当な数字を何個も並べ挙げて計算をしてもらうと慣れた手付きで答えを出していた。試しに自分も中学校?の記憶を辿ってやってみるが全く出来ない。小学校の時に近所の先生に習っていたそうで、一緒に習っていた仲間の中では優秀だった、1級は中々取れるものではなかったと少し自慢気に話をしていた。次は段位試験を受けてみたら?と提案をしてみたがいまいち乗り気ではない。途中で算盤から電卓の話になり、初めて発売された電卓を10万円程で購入したそうなのだが、それが見つかればかなりプレミアがつくのではないか。見つけたい。

・掃除をして昔の写真を沢山発掘した。まるで考古学者になった気分。丸々とした体型をした懐かしい姿が沢山出てくる。友人たちと色々な所に旅行に行くのが好きだった様だ。出席の取りまとめをしたり、企画の段取りをしたり、会計処理をしたりと、周りに対して気を遣うのが好きな性質だったと聞く。昔の写真を見る事によって、楽しい時の感情を少しでも追体験する事になれば良いなと思い、今回の写真作戦を試みてみた。

・とにかく掃除をした。過去一番にやった。感じた事は、良い意味でも悪い意味でも、社会的・歴史的な存在として自分がいるという事。掃除をしている時、ずっとクシャミと咳と目が痒いのが止まらなくて幼少期を思い出していた。環境に規定される部分は大きいのだから、耳鼻科や眼科に行ってもそりゃ治らなかったよなと。愛着を持った物は捨てられずに溜め込み、関心を持っているものはどんどん買い込んでしまい、結果的に大量に溢れるモノ、モノ、モノ。良い部分は残していって、良くないと思う部分は自分の代で断ち切りたい。

・布団を新調するように説得し、煎餅布団からマットレスに変更。色々調べてみると高反発のものが良いらしいので、高反発を選択。理由としては、年齢を重ねてくると寝返りをし辛くなってくるが、高反発であれば低反発の様に身体が沈み込まない分寝返りがしやすいから。以前、身体を診た時に、背中がかぶれてしまっていたので、寝る行為を少しでも改善した方が良い感じた事がきっかけ。感想を聞いてみると、父は脚の負担が和らいだと言っていて上々、母はまだ慣れていないとの事。

・買い物へ一緒に出掛けると、必ずと言って良い程5個入りのミニクリームパンを買って車中で食べている。昼食はほぼ食べず夕食の量も少ないのに、間食などは結構しているみたい。出来れば間食は避けて昼食も夕食もしっかりと摂って欲しいのが本音だが、強制をする事も出来ないので頭を抱える。食材を選ぶ時などは基本自分が食べたいものを選ぶ空気感が出来ているのだが、それを崩して食べたいものはないか?などの質問を投げかけたりはしてみた。

・「けーのりちゃん」という唱を自作したらしい。「けーのりちゃん!」という掛け声が突然聞こえてきたので何なんだと思ったらどうやら唱っていらっしゃる。歌詞は「〇〇ちゃん、〇〇ちゃん、〇〇ちゃん」という感じで続くのだが、詞の意味を訪ねてみると仲の良い人を7人並べているらしい。本人はボケ防止の為に、と言っていたが、本心では寂しい気持ちも少なからずあるのだろうか。偶に電話が掛かってきたりあるようだが、自分から掛けたりはしないらしい。田舎独特の土着的なコミュニティが存在すれば、とも思うが、我家は住居環境の都合で期待出来ないのが残念な点だよな、と同時に自分の事も省みる。

・クーラーと冷蔵庫の取り付け手伝いをする。9月に入って寒くなってきたと思ったらまた真夏の様な暑さ。家主は旅行にお出掛けのため鍵を預かっている光景をみると田舎独特の仕事の仕方だなと感心する。印象に残っている仕事の仕方としては、クーラーの室外機を取り付ける際、壁に沿って長いパイプを取り付けるのだが、パイプが地面に対して垂直になるように定規を使って工夫していた事。

・帰りの車でお金に関わる事を話す。預金管理などはかなり堅実にやっていたらしく、今となって相当助かっているとの事。旅行や服や鞄などが大量に溢れていたので意外ではあった。父は家計簿管理をするまではお金の事は全て任せきりだったのでATMの使い方も分からなかった位には、裏方を任せて実務に専念出来ていた。正に二人三脚という言葉が相応しい。

・パソコンを実家に忘れてしまって宅急便で送ってもらった。梱包の仕方に父親らしさを感じた。パソコンには、丁寧にプチプチのクッション材で包んでおり、液晶が傷つかないようにご丁寧に発砲素材のシートが挟み込んであった。



【野口整体記17】梅雨の操法・呼吸と所作

じめじめとして蒸し暑い気候が続いている。前半は梅雨の操法を行った。

梅雨と言えば、呼吸器と腎臓という事で改めて整理をしてみる。腎臓がこの時期に働くようになるのは汗で排出出来ない分を小水で排出しようとするからだ。なぜ汗で排出出来ないか言うと、皮膚が梅雨の湿り気によって覆われてしまうから。故に小水で排出しようとするために腎臓に負担がかかってくる。

呼吸器に関してはすぐに整理が出来なかったが、湿気が高いという事は空気も重くなる、重くなるものを出し入れにするのは負担になるから呼吸が浅くなってくる、または皮膚呼吸する前提だと上述の通り皮膚の通りが悪くなればその分だけ呼吸の絶対量は減るので呼吸は浅くなるという理解でも良いかもしれない。兎にも角にも湿り気によって呼吸器と腎臓に負担が来るのでそこに関わる調整を行う。

後半は呼吸の間隙に関わる事。

特に呼吸と所作の関係性については初めてだったのでこの日一番の収穫。具体的には、一脚立ちやお辞儀の時にも呼吸を使って動きをリードする事が有効であるという事。何に有効かという事だが、相手の身体の状態を変える事に対して。例えば、お辞儀をする事一つをとっても、呼吸を使ってリードしたお辞儀というのは相手の身体が微妙に近づいてくる。いつもやっている、手の動きによって相手の身体をかためる事にもなるし、解す事にもなるし、という話の応用。

一足立ちもお辞儀に関しても、自分では些細な場合にも意識しているつもりだったので動きのかたさや意識の切れ目を指摘されたのは驚いた。実際に呼吸を意識しながらお辞儀をしてみると確かに動きが幾分か滑らかになるような感じはしたし、一足立ちも明らかに呼吸が途切れるポイントがあった。思い返してみれば、お辞儀をする時にいつも意識しているのは、手をどこに着くか、や上体をどこまで下げるか、といった動きの事に関する事で一杯であり、呼吸への意識はほとんどなかった。最後に他動的な5種体操をやったが、上記を踏まえて一挙手一投足意識しながらの緊張感は心地良かった。

先生の最近の流行り故かどうかは定かではないが、非常に瞑想的な稽古であった。10日間、山に籠って1日中誰とも話さずにひたすら瞑想するという時間を過ごした事もあるが、整体における呼吸の位置づけは分かりやすい。他者がいる事によって、自身が呼吸に意識を向ける事の意味を即物的に実感出来、思考の世界からひきずり出してくれる点が良いなと思った次第だ。

和田京子不動産

ガラケーワンセグを使用出来る事に気づいてからテレビ番組を見る機会が増えたが、「がっちりマンデー」で特集されていたシニアベンチャー特集が興味深かった。

特に印象に残っているのが、「和田京子不動産」という不動産会社。和田京子社長、80歳を過ぎてから半年で宅建資格を取得し起業。現在、御年85歳。お客の視点に立って、仲介手数料などは貰わないなどサービスが徹底されているが、なんでも24時間営業体制をしているらしく、深夜でもスマホを枕元に置いて電話を取っている場面には笑った。そして何と言っても社長の若々しさが良かった。

自分の父も70歳を過ぎても尚、現役で自営業を営んでいるが、京子社長と同様、同年代に比べると遥かに見た目が若い。多少の身体の不自由は持ちつつも特にこれといった健康法に傾倒している訳ではない。(傍から見れば胡散に思えてしまうニンニク卵黄には手を出しているようだが。)

男女の平均寿命がまた延びて男女共に80歳超え、一方で増え続ける高齢者比率とそれに伴う社会保障費などを考えると、いわゆるヘルスケア産業だけで解決しようとするのは少しズレているなと感じてしまう。なぜならば、結局医療や介護を円滑にするサービスでしかないから手段である平均寿命を延ばすという事に留まってしまったり、税金によって医療や介護を税金によって支えるという枠組みからは出ていないからだ。医療や介護にお世話になる確率は高いから民間からどんどんサービスが出てくるのは間違いなく良い事だとは思うのだけど。

それよりは、仕事を通して他者と良い関係を持ちながら日々を過ごす、その結果として元気であり続ける、または仕事の手段として健康に多少は気を遣っている、という在り方が良いなと。定年後も絶対に仕事をしないといけない、という空気が出来てしまうと息苦しいけれども、各々に合った定年後の働き方があれば良いなと思う。都構想でシルバーデモクラシーと叫ばれたりしたけれど、医療や介護を充実させるだけでなく、働く環境を作る事こそが余裕を生むのではないだろうか。

【野口整体記16】手の力を抜く=脚の力を使う

・テーマは「手の力を抜く」。最終的には、如何に「脚の力を使うか。」という話に力点が置かれていた。

・後屈をしてもらう⇒動いている部分と動いていない部分を見つける⇒動いていない部分は緊張しがちになっているので緩める、動いている部分は弛緩しがちになっているので緊張させる、というな流れ。自分が実験台として施術をしてもらう。肩甲骨の下辺りの動きが悪く、腰の所で動いているとの事。腰だけが反り過ぎて痛くなっているのは自分でも分かる。実際に、跨ぎをやってもらうと、胸椎の8、9、10番辺りは痛い。腰椎の4、5番辺りは弛緩していたそうだが、これに関しては自分ではあまり分からなかった。


・跨ぎ。脚の置き場が後ろ気味になる事による指が斜めに入る傾向があるので、出来るだけ脚の位置を前に取る事を意識してやった。跨ぐ事の意味は、膝が使えるという事。

【野口整体記15】腹部操法に於ける左腿と左腕の位置関係

・腹部操法。左腕を左腿と並行に置く事で安定感が格段に増したのが一番感動した。今までは、腿に対して垂直に左腕を置く様に固定をしていた。そうではなく、左腕を並行に置く事によって腿に対して腕が触れる面積が大きくなる、面積が大きくなる分だけ安定感が増す。体重を乗せても力が逃げない。垂直のままだと、肘の方に力が逃げてしまう。自分が良かれと思っていた事よりもより良いものがあると体感する時の感覚は良いものだなと思う。

・胸椎4、9、1、2は肝臓。ひどくなったら1と2に出る。

・腹部調律点のそれぞれの意味。

【野口整体記14】身体の専門家

・「医者も整体師も身体の専門家になった方が良い。身体の専門家たるものは人間の身体を扱う教養は知っておいた方が良い。」というテーマ。手法としては、活法を用いて人間の身体の扱ってみよう、という流れ。活法とは何か、という事を調べてみると、「活かす法」という事らしく、対義には殺法があると知ると分かりやすい。死にそうな人を活かす術だ。

・切り口の一つとして挙げられたのが丹田。仰向けで溺れている事を想定した人間の脚を引っ張ってみる実験。普通に脚を引っ張るのと、丹田から軸をずらすように脚を持って引っ張るのとでは、重さが違う事を体感するというもの。これを応用して、腿外側への施術も行う。準備として膝を曲げる必要があるが、この時の曲げる角度が丹田から力が抜けるように調整出来るかどうかが大事との事。実際に受ける側だとわかる。膝を浅く曲げられた状態の方が丹田に力が入る感じ。これはなぜなんだろうか。立位に近い方が丹田に力が入るという事なんだろうか。2足歩行をするためにはどこかを力点にする必要があってその場所が丹田である、故に立位に近い姿勢な程丹田に力が入るという理屈はどうだろうか。

・ちなみに溺れた人を助けるには、水を吐かす事と気絶から起こす事の2つする必要があって、水を吐かす方法は、うつ伏せの状態で鳩尾を両手で押す。気絶から起こす方法は、相手を起こした状態で、相手の肩を持ちながら、その反動で胸椎7番の所を膝で押す。

・背骨の観察。様々な人の背骨を観察してみよう、という事で複数の方の背骨を拝見する。流れとしては、やっぱり基本になるのは、背骨を確認⇒気になるところを見つける⇒跨いで弾力を確かめる⇒気になる椎側を確認⇒大枠としては、頭or脚or内蔵×右側or左側の6通りなので該当する部分への施術へ移行という流れ。

・背骨の観察で意識した事は、手首の柔かさ。手だけでやりがち、と指摘された事があったので身体全体で触れるようにしていた。そうすると、手首が波を打つように動く事になる。けれど、先生の手首の動きをみていると、波を打っているというよりも背骨の上を這うようにスッスッと移動している感じだ。背骨の上を這うように動かしつつ、身体の動き自体の力点は腰辺りでやるというのが難しい。

・Sさんの背骨が印象的だった。一つ一つがゴツゴツしていて背骨を数える時も数えやすい。これはどういう背景からそうなっているのだろうか。痩せていらっしゃる分、脂肪がついてないから背骨の存在感がある、というのも一理ありそうだが要因はそれだけではなさそうだ。