【野口整体記13】梅雨と腎臓、体癖

・この時期はぎっくり腰の人が多い。腎臓の疲れからきている事が多い。なぜ腎臓の疲れが出るのか。梅雨の時期というのはじめじめする。ジメジメするという事は汗をかきづらい。汗をかきづらいという事は小水で排出をしようとする。小水で排出するためには腎臓が働く事になるから腎臓が活性化する事になるので負担が出てくる事になる。

・足裏は腎臓。足裏はなぜ腎臓と関係があるのか。仮説としては、実際に立って腰をかばう姿勢をとって見ると
片方の足裏に負担が来るような立ち方をせざるを得ない。ただ、これに関しては、どの身体の偏りに関しても言える事ではないか。


・実技をする。腰椎三番の三側が消化器と関係しているのでそこを跨いで確認。その後、腎臓と関係のある足裏を確認して硬い法を愉気するという流れ。腰椎三番の見つけ方に関しては、腰椎4番が???線(要は腸骨を結んだ線)の上にあるので、腰椎4番を見つけてから、その上の腰椎3番を見つける。


・跨ぎ。手の位置に対して脚を後ろにポジションしてしまう癖がある。それによって、親指の上半分で対象を捉えようとする事になってしまう。脚のポジションを前にする事によって、対象位置に対して並行に指を持ってくる事が出来る。


・体癖を確かめてみる。腕を上下にやるのはやりづらい。首のところでつっかえる感じがする。左右にやるのもやりづらい。脇腹がはる感じがする。捻るのは右側に捻るのはやりやすいが、左側に捻るのはやりづらい。しゃがむのはやりやすい。ただ、しゃがむ時に骨盤が開く、だから骨盤が開ききっている人はもう開く余地がないからしゃがむ事が出来ないのだ、というのは実感わかず。


・視線の歪みと身体の歪み。ペンを持ってもらい、それをじっと見つめる。自分の場合は、寄り眼気味になるのが癖らしい。Sさんがペンをみている時は視線が上向きになっているのはすごく分かった。もっと正確に言えば、実際にペンのどこをみているかまではよくわからないが、視線が上向きになっている感じがする、というのがすごく良く分かった。

・「男塾」みたいな感じになってきましたね、と話があった。参加者は男三人で確かに余計にむさ苦しい感じはある。服装も暗めだし。流れている音楽も明るくはない。マニアックな場へ女性は集まらずに男性が集まる事が多いと聞く。一方で、骨盤が閉じていると内股になる傾向があるとも聞く。内股な男性を見かける事は少ないが、内股な女性を見かける事は多い。マニアックになる程に骨盤が閉じてくるとすると、マニアックな場に男性が集まるというのは矛盾してないか。女性は生理に合わせて骨盤の開閉運動があるから定期的に開く方向にも運動するから閉じる方向だけには運動しないという理屈で男性の方がマニアックになりやすい、という事なのだろうか。それでも女性の方に内股が多い傾向がある説明には必ずしもなってはいないが。女性が骨盤が閉じる方向にある理由には出産があるから、と何となく思っていた。出産するまでは子宮や子供を守るために骨盤を閉じておく必要があるのかなと。男性は女性に比べて守るべきものがないから骨盤を閉じておく必要がない。だから女性には内股が多くて男性はそうでもないのかなと。そう考えると女性でもある程度の高齢になってくると内股の人って少ないかも知れないと今思った。確かにご年配の女性の方=内股、というイメージはない。強ち仮説は間違ってはいないのかもしれないが実際のところはどうなんだろうか。まだ男性がマニアックな場に集まりやすい事の説明にはなってないが。