【野口整体記11】春に向けた準備

春には冬に溜めた分を排泄したい。排泄すると中にあったものが出ていくからその分緩む。緩む前は身体の右側が硬くなっている。なぜなら排泄と関係のある肝臓があるから。頭も肩もお腹も腰も右側が硬くなっている事が多い。故に春前のこの時期は右側をやる事が多い。

原理原則として、お腹の上部と脚の下部がつながっており、お腹の下部と脚の上部がつながっている。これはどういう解釈をすればよいのだろうか。という疑問を持っていたら、「お腹と脚の繋がりは、脛の内側を力ませるとお腹の上部が固くなり、太ももを力ませるとお腹の下部に響く感じがあります。」とのアドバイスを頂き、実際にやってみたが、わかるようでわからない感じだ。

途中くしゃみがとまらなくなった。先生から右側の鼻が詰まっているでしょ、と言われたが詰まっていたのは左側だった。多分、肝臓が硬いイメージがあるからそういう事を言われたのだろう。触ってみると左側腹の方が硬かった。側腹が詰まっている方の鼻も詰まっている、のが原理原則。

肩甲骨剥がし。緩ませたいから、硬くなっている方をやる。頭、お腹、腰と硬くなっている方をやるのは納得したが、なぜ肩甲骨剥がしは分厚い方をやるんだろうと疑問を持った。分厚い=緩んでいる、とイメージを持ったため。イメージし直してみると縮こまるから分厚くなるなと納得。人口密度みたいなイメージで捉えれば分かりやすいだろうか。